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素朴な音が出したい

最近音圧を意識して課題曲を練習中なので、すっかり素朴な線の細い音が出し辛いと感じるようになり…前は何も考えずに弾けたのが、ビブラート無しで弾いてみたりと今はめちゃくちゃ加減しながら調整しているというか、それが小さなストレスなんですが、先生に話すと「うん、今はしっかり弾く練習ね、センスがあるなと思ったらその時教える」と言われて、ちょっとハッとしたんですよね、学生時代ほとんど吸収出来てないのはセンスなかったからなんだなと。

そもそも、大学のオケの授業で目をつけられてから落ちこぼれの烙印を押され周りからも邪魔者扱いされた人間が、一時はヴァイオリンから離れた時点でわかってはいましたが、今こうやってまた向き合っていて、ご縁って不思議だなと思いつつ、過去は変わらないし許せないこともふと思い出す時はありますが、自分が積み重ねてきたものを、完全に受け入れなくてもいいけど少しでも良いと思ってくださった先生や生徒さん、お客さんたちに向き合い楽しくやってたらそれでいいかなと思ってもいます。結局何でも、感性が同じような具合でないとどうにもならないことの方が多いじゃないですか。


ライバル心も反骨精神も無いし、私は音大に行くべきではなかったと思います、あんな感じなら最初から落としてくれればよかったのに。クラシック界はもっと学生を厳選した方がいいのでは。誰でも入れるお金儲けの大学・学科廃止に賛成します!東藝にもっと力入れた方がいいでしょう。ピアノの数減らされて不憫です。


今、横切った講師に「またあることないこと書いてるんか」と言われましたが、あったことしか書いてないわ。そのうちチェックされて消されるかもしれません。


そういえば以前、「鉛筆1本で綺麗に濃淡を描いている」と言ってくれた人にまたどこかで演奏を聴いてほしい。誉め言葉ではないけど、嫌味でもなんでもなく、とても新鮮で忘れられなくて、なんなら一緒にまたカルテットでもやってほしい。今なら色鉛筆くらいにはなったかもしれない。

今の課題曲、三楽章なんか特に音楽にならないです。劈く重音に耳が痛くなってきました。そこだけはクレヨンでぐちゃぐちゃしてるかも。


まあ、人によって聴こえる印象は大分違うようですが。


苦労してきた人間の方が、教える時の引き出しも豊富で、音も味が出るらしい。

思い返せばそうかも。

ユダヤ系の人が何故温かみのある情緒的な演奏が出来るのか、そういうことかもしれません。

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